弥山 2014.12.02

みせん・535.0m(広島県廿日市市)



丹沢山
フェリーの船上から見る弥山

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歩行距離 7.5km
所要時間 4時間45分
累積標高差 (+) 559m  (-) 559m
コース 宮島桟橋08:55 → 紅葉谷登山口09:25 → 獅子岩・弥山分岐10:35 → 弥山11:00 → 
仁王門跡11:40 → 大聖院13:05 → 宮島桟橋13:40 



前日は広島県の中央にある鷹巣山・カンノキ山に登り、その後西に移動し、宮島がすぐ目の前に見える宮浜温泉に立ち寄り、とある場所に車を停め車中泊をする。周辺に道の駅はなく車を停める場所を探すのに苦労する。

翌朝、宮島の弥山に登るため宮島桟橋に向かう。海岸沿いの国道は道幅が狭く交通量が多い。宮島桟橋の近くの適当な駐車場を探すため、2回も同じ場所を回る。海岸沿いの駐車場は駐車料金が1000円と書いてあるので、宮島駅の裏のほうに行ってみる。踏切を横切り細い道をに入って行くと400円の駐車場あり、そこに車を停める。両方の駐車場はほとんど同じ場所にあるのに料金に大きな開きがあるものだ。

線路を横切る地下道を抜け、宮島駅の正面口にでる。再び交差点を横切るため広い地下道に入る。内部は大きな芸術的な絵やレリーフが飾ってある。さすが世界遺産である宮島の入口だ。地下道を出てしばらく歩くと宮島口のフェリー桟橋がある。フェリーはJR船と松大船の2社により10〜15分毎に運航されている。待合室にはザックを背負った登山者目的の人もちらほらいる。 松大船のほうのフェリーに乗り宮島に渡る。フェリーは大鳥居の近くを迂回し10分で宮島桟橋に着く。沢山の観光客とともにフェリーを下りる。就学旅行シーズンだからだろうか、島は団体でいっぱいだ。さすが宮島は、華やかで洗練されている。

宮島に来るのは今回で3度目だ、1度目は小学校6年のときの修学旅行、2度目は、20年前に嫁さんの両親を連れて家族で来たことがある。海岸沿いに歩き厳島神社の方向に歩く。途中、平清盛像があり一匹の鹿がその前に陣取り愛嬌をふりまく。頭をさすり労をねぎらう。大鳥居の前では、修学旅行の団体が集合写真を撮っており、専属?の鹿も一緒にポーズをとっている。やらされていると言った方がほうが正解か。

厳島神社を右手に過ぎ、古びた雰囲気の旅館街を通り抜け、岩惣旅館を右に折れ、もみじ谷公園入口登山口に入る。秋の紅葉はもうほとんど終わりだが、それでも日本庭園の園内はとても美しい。 ロープウェイ乗り場への分岐を過ぎ、弥山登山道(紅葉谷コース)に入る。登山口の注意書きは、日本語、英語、中国語、韓国語の4か国語で書いてある。深い原生林の森を過ぎ、延々と続く急登の石段を登って行く。途中には堰堤がいくつかある。宮島の山は急峻で堰堤は、土砂崩れや鉄砲水を防ぐために取り付けてあるのだろう。息を切らし石段を登り切り獅子岩・弥山の分岐に出る。左に行けば獅子岩のロープウェイ乗り場がある。右に折れ尾根道を進み弥山山頂を目指す。徐々に視界が開け左手には瀬戸内海に浮かぶ島々が見えてくる。素晴らしい景色だ!!

尾根道登って行くと弥山本堂と零火堂のある広場にでる。周囲の風景を見ながら巨岩の間を抜け、弥山山頂(535m)に到着する。山頂中央には真新しい立派な展望台がある。展望台からは360度の一級品の展望が広がる。西の方向見ると西中国山地の山々が見える。山々は吹雪模様で十方山、恐羅漢山の姿はっきり見えない。手前にある大峯山、大野権現山はよく見える。北の方向には、廿日市市街地や東郷山が見える。東方向は、眼下にロープウェイの獅子小岩駅と瀬戸内海の島々の美しい風景が望める。

十分に風景を楽しみ、下山開始。大聖院コース方向に下る。干満岩という大きな岩があり、また鹿がその前で番をする。餌を貰うため待っているのだろうか。仁王門跡の分岐を過ぎ、展望のよい大きな岩があったのでその上で大休止し、チキンラーメンとおにぎりを食べる。すると親子の鹿がこちらの様子を伺い、そばを離れない。屋久島の宮之浦岳に登り新高塚小屋に泊まった時、他の登山者のガイドさんから聞いたことあるが、鹿は登山者が捨てたラーメンの汁を塩分補給のためすすりに来る。しかし自然のバランスを壊さないために、絶対に与えないようにと言われたことがある。今同じ状況だが、宮島の鹿は保護され半分人が飼っているようなものなので、残り汁を鹿にやってもまあいいか・・・。岩の上に垂らすと親鹿は美味しいそうに舐める。小鹿は森の中に隠れてしまう。

再び下山を始め、両側に仁王像のある山門を通り抜ける。整備された登山道を下って行く。途中登山道が崩壊して通れなくなくなった場所があるが、迂回路がある。大きな堰堤を越えると、大聖院の大きなお堂が見えてくる。大聖院を過ぎ舗装された参道を歩く。周辺の民家は、風景と調和がとれて雰囲気があり印象的だ。

再び厳島神社を過ぎ大鳥居を見ると潮が引き、すぐそばまで歩いて行くことができる。そばで見る大鳥居は巨大だ。周りの沢山の観光客のなかには外国人が目立つ。帰りは町の中に入りお土産店街を歩く。焼き牡蠣の香りがただよい食べたくなる。店には宮島名物のもみじ饅頭と沢山のしゃもじが目立つ。洒落た土産店街を過ぎ宮島桟橋に到着する。フェリーに乗り近くに車が置いてある宮島桟橋に向かう。宮島の山旅は、華やかでとても印象深いものであった。



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地下歩道を通って宮島口のフェリー桟橋に向かう。
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10分毎に出るフェリーに乗り宮島へ・大鳥居が見える。
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平清盛像
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島には沢山の鹿がいる・体を触っても逃げない。
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大鳥居
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厳島神社を過ぎる。
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旅館街を通り抜ける。
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紅葉はもう終わり。
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もみじ谷コースから登る。
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ほとんど石段の登山道を上る。
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ロープウェイ・獅子小岩駅が見える。
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大きい岩がたくさんある。
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霊火堂
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・・・
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弥山山頂に到着する。
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廿日市市街を見る。

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ロープウェイ・獅子小岩駅と絵の島


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弥山から見える山々


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干満岩
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下山は大聖院コースを下る。
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大きな岩の上でおにぎりとチキンラーメンを食べる。

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すると親子の鹿が現れじっとこちらを見ている。
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↑ 仁王門を通る。
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宮島桟橋を見る。

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大聖院
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大聖院のそばの気になるお地蔵さん

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大聖院
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↑ 大聖院の参道を下る。
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潮が引いた厳島神社

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大鳥居
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帰りはお土産店街を歩く。

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フェリーで宮島を後にする。
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潮が引いた大鳥居





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